新卒薬剤師が病院薬剤師の求人を探す方法と転職成功のコツ

新卒薬剤師は病院薬剤師を目指した方がいいのかどうか気になりませんか?「新卒なら病院薬剤師に行くべき」という風潮の大学もあるでしょう。

しかし流れに任せて就職することは、今後のキャリア形成に悪い影響を与えることがあります。あらかじめ病院薬剤師へ就職するメリットを理解しておくことが重要です。

この記事では、新卒薬剤師が病院薬剤師の求人を探す方法と病院薬剤師へ就職するメリットを紹介します。この記事を最後まで読むことで、病院薬剤師へ就職を成功させるコツがわかるはずです。

病院薬剤師はチーム医療や病棟業務など、調剤薬局やドラッグストアでは体験できない仕事に携わります。薬剤師としてスキルアップできること間違いないので、新卒におすすめの就職先です。

目次

新卒薬剤師が病院薬剤師の求人を探す方法

新卒薬剤師が病院薬剤師の求人を探す方法を3つ紹介します。あなたに合ったやり方を活用し、新卒向けの病院薬剤師求人を見つけましょう。

  • 自分で病院に電話する
  • 薬剤師会を活用する
  • 薬剤師求人サイトを活用する

自分で病院に電話する

大学病院などに自分から電話をかけて、新卒を募集しているか尋ねてみましょう。病院の公式サイトに「募集していない」と掲載されていても、実は応募を受け付けているケースがあります。

自分で病院に電話するメリットは、病院の規模や自宅近くの病院などあなたが働きたい条件に合わせて選べることです。一方で電話をするのに多大な時間がかかり、必ず新卒向けの求人が見つからない点がデメリットといえます。

病院で実習を行っている学生に質問してみるのも1つの手段です。新卒募集に関する情報を知っているかもしれないので、積極的に聞いてみましょう。

薬剤師会を活用する

日本病院薬剤師会や各都道府県の病院薬剤師会の公式サイトには、病院薬剤師の求人情報が掲載されています。1つずつ病院に電話をかけるより、効率よく求人を探せるはずです。

日本病院薬剤師会公式サイトでは、一般病院や療養型病院など病院種別を選択して求人を探せます。あなたの希望に合わせた求人を探してみてください。

薬剤師求人サイトを活用する

薬剤師求人サイトを活用すれば、自分で求人を探すより時間を短縮できます。あなたが働きたい条件に合わせて求人検索できる点が大きなメリットです。

薬剤師求人サイトには、薬剤師専任のキャリアアドバイザーが在籍しています。就職活動や今後のキャリアなど不安なことがあれば、遠慮なく相談してみてください。

新卒で病院薬剤師に就職が決まった人は、うまく薬剤師求人サイトを活用したようです。あなたも薬剤師求人サイトを使い、病院の求人を探してみてください。

病院薬剤師転職におすすめの求人サイト

病院薬剤師転職におすすめの薬剤師求人サイトを3つ紹介します。薬剤師求人サイトは「求人数が多い」「大手企業が運営している」という2つのポイントを意識して選びましょう。

求人数が多い薬剤師求人サイトは、各都道府県の大学病院を始めさまざまな求人が見つかります。一方で求人数が少ない薬剤師求人サイトを使ってしまうと、転職先の選択肢が狭まるのがデメリットです。

大手企業が運営している薬剤師求人サイトは、新卒が就職を成功させるノウハウを確立しています。あなたにとって役立つアドバイスをしてくれるので、就職活動が有利に進むはずです。

サービス名運営企業求人数特徴
ファーマキャリアエニーキャリア株式会社約4,800件希望にマッチしやすいオーダーメイド求人
薬キャリエムスリーキャリア株式会社約3,000件10万人以上の薬剤師が登録するネットワークを構築
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約3,200件はじめての転職で登録した求人サイトNo.1
求人数は2021年7月時点

第1位:ファーマキャリア

運営企業エニーキャリア株式会社
病院求人数約4,800件(2021年7月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://pharmacareer.jp/

ファーマキャリアは、医療従事者向けの求人に特化したエニーキャリアが運営する薬剤師求人サイトです。質の高いコンサルタントがあなたの就職活動を徹底的にサポートしてくれます。

ファーマキャリア最大の特徴はオーダーメイド求人です。すでにある求人を紹介するのではなく、あなたの希望に一番近い条件を提示できる病院を提案してくれます。

求人数は約4,800件と、薬キャリやマイナビ薬剤師より多く保有しています。ファーマキャリアを活用して新卒向けの病院求人を見つけましょう。

第2位:薬キャリ

運営企業エムスリーキャリア株式会社
求人数約3,000件(2021年7月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://pcareer.m3.com/

薬キャリは、医療業界に特化したエムスリーグループが運営している薬剤師求人サイトです。約10万人の薬剤師が登録する独自のネットワークは、就職活動の情報収集に役立つこと間違いありません。

就職先を探すうえで情報収集は欠かせません。情報収集が不足すると、職場の雰囲気が分からなかったり労働条件が合わなかったりとデメリットが生じてしまいます。

ファーマキャリアやマイナビ薬剤師に比べると求人数は多くありません。しかし好条件な求人が揃っているので、薬キャリを活用して病院求人を探してみてください。

第3位:マイナビ薬剤師

運営企業株式会社マイナビ
求人数約3,200件(2021年7月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://pharma.mynavi.jp/

マイナビ薬剤師は、大手人材紹介サービスのマイナビが運営している薬剤師求人サイトです。利用者満足度No.1の求人サイトとして、多くの新卒薬剤師から注目を集めています。

マイナビが確立した転職ノウハウを持っている薬剤師専任のキャリアアドバイザーが在籍。どんなに些細なことでも、親身になって相談に乗ってくれます。

病院薬剤師の求人には限りがあります。マイナビ薬剤師を活用して、新卒向けの求人を見つけましょう。

新卒薬剤師が病院薬剤師として働くメリット

新卒薬剤師が病院薬剤師として働くメリットを3つ紹介します。各メリットを理解することで、今後のキャリア形成にも良い影響を与えることにつながるはずです。

  • 新卒向けの求人が多い
  • チーム医療に携われる
  • キャリア形成に役立つ

新卒向けの求人が多い

病院薬剤師は新卒向けの求人が多く揃っています。中途より新卒を採用する傾向にあるので、就職が有利といえます。

後から病院に転職しようと思っても難しいのが現状です。新卒が有利なうちに病院薬剤師の経験を積んでおくと、今後のキャリア形成にも役立ちます。

チーム医療に携われる

病院薬剤師はチーム医療に携われます。医師や看護師、管理栄養士など各専門家たちと連携して行う医療は、ほかの職場では体験できません

薬剤師は、自分の専門分野に関して的確な意見を述べることが重要です。しっかりとコミュニケーションをとることで、患者さんに効果的な医療を施すことができます。

最先端の医療に触れられることも病院薬剤師のメリットです。医療現場に携わることで、多くのことを身につけた薬剤師になれること間違いありません。

キャリア形成に役立つ

病院薬剤師を経験することで今後のキャリア形成に役立ちます。病院ではチーム医療や病棟業務などさまざまな業務に携わることが特徴です。

ほかの職場では経験できないことが多くあります。薬剤師として専門性の高いスキルや知識が身につくため、キャリア形成の役に立つはずです。

新卒薬剤師が病院薬剤師として働くデメリット

新卒薬剤師が病院薬剤師として働くデメリットを2つ紹介します。あらかじめデメリットを理解しておかないと、就職のミスマッチが起こってしまうので注意しましょう。

  • 年収は高くない
  • 担当業務が多い

年収は高くない

病院薬剤師の年収は高くありません。MRやドラッグストアと比べると、圧倒的に年収が低いことが分かります。

転職先平均年収
MR500万円~1,000万円
ドラッグストア500万円~800万円
医療コンサルタント300万円~1,000万円
化粧品会社などの企業350万円~700万円
調剤薬局350万円~600万円
公務員薬剤師300万円~600万円
研究職350万円~550万円
大学講師350万円~500万円
病院300万円~500万円

高年収を求めて病院薬剤師になるのはおすすめできません。チーム医療な最先端医療など、薬剤師としてのスキルアップを目指して病院薬剤師を目指しましょう。

担当業務が多い

病院では新卒薬剤師が担当する業務量が膨大です。一般的な調剤業務に加え、医薬品の管理や製剤業務、病棟業務などさまざまな業務に携わります。

新人を育成するため多くの仕事を任せられます。「何となく経験を積んでおきたいから」という理由では、病院薬剤師として働くモチベーションを維持することが難しくなるでしょう。

「より専門的な知識を身につけたい」「在宅薬剤師として働くための経験を積み重ねたい」など、将来のキャリアも考えることが重要です。

病院の選び方

病院の選び方を2つ紹介します。自分が希望する働き方と合わない病院を選んで苦労しないため、あらかじめ確認しておきましょう。

  • 仕事内容で選ぶ
  • 職場の雰囲気で選ぶ

仕事内容で選ぶ

病院は急性期病院と慢性期病院に分類できます。対応する患者さんの状態が異なるので、病院薬剤師に求められる役割や仕事内容が異なります

急性期病院慢性期病院
病院の役割急な病気や怪我への対応状態が安定している患者さんへの対応
患者さんの状態治療に緊急を要する比較的安定している
患者さんに投与する薬その場の状況に合わせて投与する薬が変化ある程度決まった薬を継続的に投与
病院薬剤師の役割臨機応変な対応継続的な治療
勤務時間残業や夜勤あり9時~17時が多い

あなたがどのような状態の患者さんと関わっていきたいのか、深く考えてみましょう。

職場の雰囲気で選ぶ

職場の雰囲気で病院を選ぶことも1つの方法です。職場環境や人間関係に問題があれば、ストレスなく働くことはできません

新卒薬剤師は、上司や先輩に対して自分の意見を言いにくい傾向があります。「新卒だから」という理由で雑な扱いをされないか、事前にチェックしておくことが重要です。

職場の雰囲気に関する情報は、薬剤師求人サイトのキャリアアドバイザーを活用して手に入れましょう。キャリアアドバイザーは実際に病院へ足を運んで、現場の生の情報を入手してくれます。

職場見学に行ける機会があるなら必ず参加してください。あらかじめ職場の雰囲気を確認し、ストレスなく働ける環境を見極めましょう。

新卒薬剤師が病院薬剤師に就職を成功させるコツ

新卒薬剤師が病院に就職を成功させるコツを3つ紹介します。それぞれのコツを押さえることで、就職活動を有利に進めましょう

  • 病院薬剤師の仕事内容を理解する
  • キャリアアドバイザーに希望を伝える
  • 薬剤師求人サイトを併用する

病院薬剤師の仕事内容を理解する

病院薬剤師の仕事内容を理解することが重要です。調剤薬局やドラッグストアとは違い、病院ではさまざまな業務に携わります。

  • チーム医療
  • 病棟薬剤業務
  • 製剤業務
  • 注射調剤業務
  • 救命救急業務
  • 治験業務

医師や看護師など多くの人たちと関わりながら仕事を進めます。円滑に業務を行うにはコミュニケーション能力が欠かせません

救命救急業務では、患者さんの状態を確認しながら適切な薬を選択する必要があります。薬を投与する量や投与方法など薬剤師に任せられるので、責任重大です。

仕事は大変かもしれませんが、医療現場に関わることで大きな経験を得られることは間違いないでしょう。病院薬剤師の詳しい仕事内容は、東京都病院薬剤師会公式サイトを参考にしてください。

キャリアアドバイザーに希望を伝える

病院へ就職を成功させるため、キャリアアドバイザーに要望を伝えましょう。あなたの希望に合った求人を的確に提案してくれます。

病院は急性期病院と慢性期病院、国立病院と民間病院と分類できます。それぞれ役割が違うので、求められるスキルや携わる仕事内容が変わってくるのです。

例えば状態が安定している患者さんとコミュニケーションを取りながら病棟業務に携わりたいのに、急性期病院を選んでしまうとミスマッチが起こります。あなたの希望に合わない病院へ就職してしまわないよう、キャリアアドバイザーに要望を伝えることがポイントです。

薬剤師求人サイトを併用する

薬剤師求人サイトは、2,3社ほど併用しましょう。1社しか薬剤師求人サイトを使わないと、良い求人に巡り合えないかもしれません。

薬剤師求人サイトごと掲載されている求人が異なります。複数の求人サイトを活用することで、より自分の希望に合った求人が見つかりやすくなるのです。

薬剤師求人サイトを併用すれば、複数のキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえます。さまざまな意見を取り入れることが、新卒が就職活動を成功させるうえで重要です。

病院薬剤師に関するQ&A

病院薬剤師に関するQ&Aをまとめました。気になる疑問はあらかじめ解消しておきましょう。

リンクをタップすると該当箇所にジャンプできます。

大学病院でも薬剤師は募集している?

大学病院でも薬剤師を募集しています。薬剤師求人サイトに掲載されていることが多いので探してみてください。

うまく見つからない場合はキャリアアドバイザーに相談しましょう。あなたの条件を叶えられる大学病院の求人を見つけてくれるはずです。

新卒薬剤師も大学病院で採用されることはある?

新卒薬剤師も大学病院で採用されます。病院は中途採用より新卒採用を多く行っているため、就職に有利な職場です。

調剤業務だけでなく病棟業務や医薬品の管理など、さまざまな業務に携われます。今後のキャリアアップや薬剤師としてのスキルアップに興味がある薬学生は、積極的に求人を探してみましょう。

病院薬剤師から調剤薬局へ転職できる?

新卒で病院薬剤師してから調剤薬局へ転職することは可能です。ドラッグストアにも転職できます。

病院で積み重ねた経験はほかの職場でも活用できるはずです。特に訪問診療と連携している在宅薬剤師として勤務する場合、病院で学んだ経験が役立ちます。

病院薬剤師から転職する場合は、薬剤師転職サイトを活用しましょう。2,3社の薬剤師転職サイトを併用することが悔いのない転職を実現させるポイントです。

サービス名運営企業求人数特徴
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約60,000件はじめての転職で登録した転職サイトNo.1
薬キャリエムスリーキャリア株式会社約30,000件10万人以上の薬剤師が登録するネットワークを構築
ファルマスタッフ株式会社メディカルリソース約60,000件20年以上の薬剤師転職支援実績を誇る
求人数は2021年7月時点

薬剤師求人サイトを活用して病院薬剤師を目指そう

病院薬剤師はさまざまな業務に携わります。仕事内容を理解することが病院薬剤師へ就職を成功させるために重要です。

  • チーム医療
  • 病棟薬剤業務
  • 製剤業務
  • 注射調剤業務
  • 救命救急業務
  • 治験業務

調剤薬局やドラッグストアで経験できない業務ばかりです。業務量は膨大なので大変かもしれませんが、病院で培った経験は今後のキャリア形成に大きく役立つこと間違いありません。

病院薬剤師の求人を探す方法は次の3つです。

  • 自分で病院に電話する
  • 薬剤師会を活用する
  • 薬剤師求人サイトを活用する

自分で病院に電話したり薬剤師会を活用したりする方法は、あなたに合った求人を見つけるのに時間がかかってしまいます。もっともおすすめな方法は薬剤師求人サイトを活用することです。

薬剤師求人サイトには、薬剤師専任のキャリアアドバイザーが在籍しています。あなたに合った求人を提案してくれるだけでなく、不安や悩み、今後のキャリアに関して気軽に相談できる点が特徴です。

うまく薬剤師求人サイトを活用して、病院薬剤師への就職を成功させましょう。

サービス名運営企業求人数特徴
ファーマキャリアエニーキャリア株式会社約4,800件希望にマッチしやすいオーダーメイド求人
薬キャリエムスリーキャリア株式会社約3,000件10万人以上の薬剤師が登録するネットワークを構築
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約3,200件はじめての転職で登録した求人サイトNo.1
求人数は2021年7月時点
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この記事を書いた人

薬剤師含む様々な業界で、延べ300社を超える企業の従業員のコーチング、キャリア相談等の業務を経験。昨今の社会情勢の中で悩む社会人のキャリア相談を請け負う。

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